
トップページ > 株式会社キシモト
産・学・民・官の共同研究による骨の軟化技術を利用した魚介類の加工品を開発。提供する側と利用する側の両方が骨の硬さを気にしないで済むため、多くの高齢者施設、給食関係施設で利用されている。
温度・時間・湿度等を計算して乾燥させることで、うま味成分を3倍に引き上げることを可能にした乾燥技術。キシモトで取り扱うすべての魚種ごとに諸条件を数値化し、均一に水分が抜けるように調整している。
若年層の魚離れを防止するために開発した技術により、中骨を取り除いた商品を展開。開き加工と同時に中骨を取り除くため、工程の簡略化と人件費の削減、魚の鮮度が劣化するのを防ぐというメリットがある。
干物の加工にはふんだんに使える上質な水が不可欠なため、海岸付近を選ばず、あえて石鎚山系の湧水に恵まれた山のふもとに工場を建てている。また、鮮度を保つための工場内の冷房管理や衛生管理も厳しく行われている。
「一種類の魚が大量に詰め合わされたものより、少量で食べ慣れた魚も入れた多品種のセットを」という顧客の声から開発された干物のセット。賞味期限も1カ月と長く、キシモトの主力商品として人気が高い。
佐賀・長崎産の脂の乗った真あじ、北海道のオホーツク海側の漁場を中心に各サイズを取りそろえたほっけなど、産地と味にこだわった材料を使用。昆布の隠し味を加え、うま味の豊富な製品のラインナップ。
(財)えひめ産業振興財団 愛媛県技術開発 プロジェクト・プロデューサー 愛媛大学 社会連携推進機構 客員教授
田中宏佳さん
骨まで食べられる干物「まるとっと」は、産・学・民・官が共同開発した「骨の軟化技術」を使った商品。骨まで食べることができるので、通常の焼き魚などを食べたときに比べ、約30倍のカルシウムが摂取できます。魚食離れの子どもや高齢者にも食べやすいようにと、食感や味に様々な工夫が施されています。